※ネタバレ注意【Ring a bell】有栖川夏葉のコミュが最高だという話
はじめに
6月に入りまして、梅雨もそろそろかなぁという今日この頃。
アイマスではおなじみウェディング・ブライダルイベント&カード実装の季節となりました。
一昨年は担当のウエディングで高ぶっていたのですが、今年はシャニマスのウェディングを楽しむことができました。
シャニマス2番目のお姉さん、有栖川夏葉さんがシャニマスで初めて純白の衣装に身をまとうことになりました。
なんとか水着夏葉のTrue石を回収し、その石でお迎えできたのは本当にうれしかったです。
その勢いでプロデュースしたらTrueEndまで一気に見ることができたのでその感想をババっと書こうと思います。
いや、イラストだけじゃなくて本当にコミュの内容もよかった。
というわけで続きからはネタバレを大いに含みますのでまだお迎えできていない方で自分で楽しむぞという方はここで閉じてTrueできるまで夏葉やるかTrue石回収に戻るのが賢明だと思います。
というわけでここから本題。
イラストの話
今回のイラストは大きく夏葉さんが書かれていますが自分としては背景に注目。
夏葉さんを中心に左側に今回のコミュのテーマである「Bell」、カリヨンの鐘が、右側に教会の内部が描かれています。
結婚式で愛を誓いあう中央の台に背を向け、さらに屋内よりも外を明るく描くことで「結婚」という1対1のある意味閉じた関係性ではなくアイドルとファンの1対多で開かれた関係を志向しているのがコミュと合わせて解釈できます。
鐘の先には自由とか開放感を象徴する海が広がっていますし、アイマスのウェディングカードの中でも斬新なつくりになっているのではないかなぁと感じました。
さすがシャニマス。
Bellの話
そしてイラストでポイントとしてあげた鐘ですが、コミュのタイトルでもすべてBellという単語が入っており、一貫したテーマになっています。
このシャニマス一貫性がとても好き。
実際にどのような形で登場しているかというと、1話「Alerm Bell」と2話「Dumbbell」では文字通り目覚まし時計とダンベル(を用いた日々の鍛錬)を中心に話を展開しています。3話「Wedding Bell」ではカリヨンの鐘が登場し、4話の「Chime bell」では学校のチャイムが、そしてTrue Endの「Twinkle a bell」ではおとぎ話(おそらくシンデレラ)に登場する「12時の鐘」がテーマとなっています。
その中でも特筆すべきなのはやはり3話「Wedding Bell」、夏葉の結婚観・アイドル観が語られています。
自分としては「未来のことはわからないけれど、今は幸せを届ける鐘のようなアイドルでいたい」というアイドルに専念する気持ちの強さみたいなものを語っていると解釈しています。
ここで言われている「あの鐘」はもちろん「カリヨンの鐘」の鐘のことで、結婚式で鳴る鐘です。この鐘は悪魔や不幸を追い払い、幸福を呼ぶといわれており、来られなかった遠方の人に想いを伝えるために式で鳴らすと語られています。
そういうアイドルになりたいという想いを語る感じがシャニマスだなぁと感じました。
アイドルをプロデュースしている感じがとても出ていて自分はとても好きです。
きょうかいの話
結婚は一つの節目であり、それを神に誓う場も一つの境目です。
前述のとおり、イラストでもその境というものが明暗で表現されています。
また、True Endでは「シンデレラの鐘」が出てきます。
今回の文脈で、シンデレラの物語を「鐘を境にして結婚というゴールを迎える物語」と解釈すると内と外、社会と家庭みたいな境界線の話になるのがいいなぁと思いました。このTrueEndの最後の風景は夕方でまさにボーダーの象徴ですし、True Endで登場するもう一つの御伽話「ピーターパン*1」も子供と大人の境目の話だったと思います。
大学生、20歳というまさにボーダーにいる彼女にしかできない物語だったんじゃないかなぁと改めて感じました。
思い出アピールの話
今回の夏葉の思い出アピール「a ring」、ですがLv5になると「【give me】a ring」となります。
実装直後は「私に指輪をください」という訳だ!!!と思って興奮したのですが、コミュを見終わってみてこれではないなと思い直しました。
そこで、コミュを見返してほしいのですが、タイトルの「Ring a bell」 通り一貫して鳴らされているベルがあります。
これは3話では鳴っていないのですが、それも合わせて一貫して考えるのであればこれらはすべて「カリヨンの鐘」と解釈するのと通りがよく、またその鐘の音は「幸せを伝える・運ぶ存在」だと夏葉は語っています。
give person a ring で「電話をかける」という慣用表現の意味で考えれば、【Ring a Bell】には2つの意味が込められているんじゃないかなと思いました。*2
かーっ!やらしかコミュばい!
おわりに
というわけで【Ring a bell】のコミュについて勢いのまま思ったことをまとめました。
シャニマスのコミュは本当によくできているのでなんとか読んで欲しいです。
苦労に見合ったエモさがありますし、是非あきらめずにTrue End目指してほしいです。
担当の黛冬優子の話もしたいですね。
また別のアイドル語りでお会いしましょう。
よきシャニマスライフを。
*1:Twinkle a bellはティンカーベルとも読めるので妖精とは彼女のことですね
*2:補足: https://twitter.com/iitomo_617/status/1135613946482765824?s=19